人生で一番高い買い物と言われるマイホーム購入。
マイホーム購入では、やることが数多くありますが、その中でもほとんどの方が借りることになる住宅ローン。
一括で支払う以外、借りれなければ夢のマイホームは購入できません。
どの住宅ローンを選べばいいのでしょうか?
住宅ローンのよくある種類
私たちのまわりには、数えきれないくらいの銀行、信用金庫をはじめとする金融機関があります。
実際に住宅ローンを検討するにあたり、どこの金融機関がいいのか? どのような住宅ローンを選べばいいのか?
選択肢が多いだけに非常に悩んでしまうと思います。
ただ、一般的によく見る住宅ローンは、
- 変動金利
- 10年固定
- フラット35
の3つに大別されるかと思います。
これらの3つの中で、今回は変動金利の解説をしたいと思います。
変動金利型住宅ローン
変動金利は他のローンと比べ、基本的に金利が一番低いローンになります。
なので、統計を見ると、一番組んでいる方が多いローンです。
住宅会社の広告の返済額の欄は、基本的にこの変動金利で計算されて掲載されております。
特徴としては、
- 金利が6カ月ごとに変動します。
- 返済額は5年間変更はありません。
- 5年後に変更があった場合でも最大で1.25倍までしか上昇しません。
< 例 >
毎月の返済額を10万円とすると、毎月10万円の返済は5年間変わらない。5年後に金利が上がっていても、12.5万円以上の返済額になることはない。
このような住宅ローンです。
この説明だとすごく安心できますよね。
そこが落とし穴なんです・・・
返済額が変わらないということは
なぜ、落とし穴かというと、あくまで返済額が変わらないだけで、借金の返済に回る元金部分と、利息の割合は変わるからなんです。
(※わかりやすいように資料を添付します。元金と利息の割合は返済期間によって異なります。)
この図のように、金利が上がれば上がるほど、利息の割合は増えます。
そうすると、なかなか住宅ローンの借入額は減っていきません。
1.25倍以上にならないということは
もう一つの注意点である、5年後に金利上昇しても1.25倍以上にはならないという部分を解説したいと思います。
なぜこれが注意点なのか、勘のいい方はもう予想がつくかもしれません。
このように、金利が急上昇すると、返済額が利息だけになってしまいます。
さらに利息が溢れると未払い利息というものが発生します。
当然、住宅ローンの借入額は減っていきません。
今現在は低金利なので、なかなかないケースかもしれませんが、このようなリスクもあるということは知っておいていただきたいと思います。
変動金利のまとめ
変動金利は冒頭にも書いたように、他のローンと比べると、基本的に一番金利が低いです。(※たまに○○信託さんのように、固定ローンが逆転するケースもあります。)
なので、返済額が少なく見えるので、借りる心理的ハードルが下がりやすいという特徴があります。
ただ、あくまで金利上昇したらリスクになるローンではあります。
例えるなら、『金利上昇に対して無保険なローン』というイメージです。
しかし、変動金利を誰もが選んではいけない訳ではありません。
一例として、
- ドンドン繰上返済ができそうな人
- 頭金を多く支払い、借入額が少ない人
- 残り10年くらいで退職し、退職金がたくさんある人
これらの場合、金利が上昇しても借入額を減らしてくことができるので、金利上昇の煽りはそこまで受けないかと思います。
マイホームは住宅ローンを最後まで払い切って、ようやく本当に自分のものになります。
間取り選びや内装などだけでなく、住宅ローンもしっかり選んで本当にいいマイホームを購入してもらいたいと思います。
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