みなさん、こんちには。
FP(ファイナンシャルプランナー)前原恵介です。
今回は、ここ最近激しい値動きを見せているビットコインのお話しです。
ビットコインを詐欺だと発言したJPモルガンのCEO
9月13日のブルームバーグの記事では以下のようなコメントが掲載されました。
米銀JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は12日、同行のトレーダーが仮想通貨ビットコインの取引を行ったとしたら解雇すると言明した。
ダイモンCEOはニューヨークでの投資家会議で、ビットコインは「良い終わり方はしないだろう」と述べ、バブルがはじけると予言。「これは詐欺」であり、最古のバブルと言われる17世紀オランダの「チューリップ球根より悪い」と指摘した。
ビットコインは詐欺であり、取引を行ったら解雇する・・・。
ずいぶん過激な発言だなと思います。
裏を返せば、金融機関はそれだけビットコインを脅威に感じていると思いました。
ポジショントークには要注意!!
このJPモルガンCEOのコメントと中国による取引所停止のニュースを受け、週末のビットコイン市場は一時30万円を割り込み、翌日急反発するなどの激しい乱高下を見せました。
私見としてですが、このJPモルガンCEOのコメントは明らかなポジショントークだと思います。※ポジショントークとは (コトバンクより)
銀行サイドからすると、ビットコインのような仮想通貨は都合の悪い部分が多くあります。
どのような都合の悪い部分があるかというと、ビットコインの特長として、
- 送金の簡単さ・・・ビットコインはスマホがあれば、送金は簡単にできる。故に銀行に送金を依頼しなくても良い。
- 送金時間の短さ・・・送金にかかる時間は数秒。銀行のように時間外は翌日ということはない。海外送金みたいに何日後でないと確認できないということもない。
- 送金手数料の安さ・・・手数料が銀行と比べ、格段に安い。為替手数料もかからないので、海外送金時の何万円という手数料を払う必要がない。
ビットコインのような仮想通貨が今以上に浸透していくと、銀行業務の仕事を奪っていくだろうと感じています。
なので、詐欺だというような発言をして、勢力を弱めたいのではと思いました。
詐欺かどうかは、みんなが決めること
日本では現在、日本円を使用して買い物ができます。
みんなが日本円に価値があると思っているから、日本円と物を交換できる、つまり買い物ができるわけです。
でも、実際1万円の原価って、23円くらいです。
23円で作られた1万円札を、みんなが1万円の価値があると思っているから1万円としての効力を発揮します。
ビットコインも同様に、みんなが便利だ!信用できる!価値がある!と思えば、買い物にも使えるようになるということです。
実際に日本でも銀座のお寿司屋さんやビックカメラでは、すでに買い物ができるようになっています。
世界中で今、ドンドン広がりを見せています。
詐欺かどうかはみんなが決めること。
今後の動きに注意深く見守っていきたいと思います。
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