豊川・豊橋で活動するファイナンシャルプランナー前原恵介です。
前回の続きを書きたいと思います。
見ているこっちまで辛くなる・・・
手術後、抗がん剤治療と免疫療法治療が始まりました。
ただ、抗がん剤治療はホントにつらそうでした・・・。
気持ち悪くて起きていられないことも、たびたびありました。
あの姿を見ていると、こちらまで辛くなります。
仮に自分がガンにかかってしまっても、抗がん剤治療だけは、
ぜ------------------ったい
やりたくないなと、思ってしまいました・・・。
幸いにも抗がん剤も効き、半年で肺転移の腫瘍がニワトリのタマゴくらいの大きさから、約半分の大きさまで縮小することができました。
そして、手術ができるまでになったので、2014年8月、今度は肺の手術をすることになりました。
抗がん剤治療は『いたちごっこ』
肺の手術も成功し、これで体内にあるガンは、肝臓と手術で取れない場所にあった肺の一部となりました。
ここまでは順調でした。
しかし、しばらくして抗がん剤の効き目に変化が起きてきました。
ガン細胞が抗がん剤に慣れてきて、耐性ができ、以前のように効かなくなってきたのです。
なので、ガン細胞にまた効くよう、抗がん剤の種類を変えて投与し始めました。
しかし、これが完全に裏目となってしまいました・・・。
※抗がん剤とガンはいたちごっこになると言われています。
ガン細胞が抗がん剤に耐性を持ち始めるので、抗がん剤が効かなくなってくるとガン細胞に効くように種類を変えます。しかし、またしばらくすると、その抗がん剤に耐性を持つようにガン細胞は変異していくようです。その間、正常な細胞はドンドン傷んでいくようです。
生きるための治療のはずなのに・・・
抗がん剤の種類を変えてから、ハッキリ言ってメリットより、デメリットの方が明らかに大きかったと思います。
抗がん剤をやっているのに、体の中に新たにガンが発生してきました。
そして、副作用はさらにひどくなり、顔色はとても悪く、げっそりしたように見えました。
気持ち悪くて寝てばかりで、食事もまともに取れません。
『抗がん剤をやる意味って、あるのかなぁ?』
元気のない父を見て、私は思いました。
これでは正常細胞がドンドン傷んでいって、結局体力がなくなって死んじゃうんじゃないか?
生きるための治療のはずなのに、こんなことしていては本末転倒だ!
そして、私は父と話し合い、ある決断をすることになりました。
〜次回に続きます〜