豊川・豊橋で活動するファイナンシャルプランナー前原恵介です。
前回の続きを書きたいと思います。
第4のガン治療?
私が父に提案したもの、それは、免疫療法の
『樹状細胞ワクチン療法』
です。
”病は気から”という言葉がありますが、人間ストレスがかかってくると、免疫力が低下するそうです。
そして、免疫力が低下すると、ガン細胞ができてしまうということを、医療セミナーで聞いたことがありました。
だったらもう一回免疫力を高めればいいんじゃないのか?
医師の方たちからすると、そんな単純なことではない!と言われるかもしれませんが、私は医師ではないので、そこはシンプルに考えました。
実例として、免疫療法を選択したガン患者さんが、症状が良くなったというデータも数多く見せてもらったことがあったので、私が父に治療を進める要因にもなりました。
免疫療法のメリット・デメリット
この治療のメリットは、とにかく副作用がほとんどないことです。
実際、治療した父から話を聞くと、治療した日にちょっと熱が出る。それくらいです。
抗がん剤みたいに、髪の毛が抜ける、吐き気がひどい、手がしびれるなどといったことは皆無です。
なぜなら、樹状細胞ワクチン療法は、
”自分自身の血液から取り出した細胞を樹状細胞に育て、がんの目印をつけて、再び体内に戻すことで、ガンだけを攻撃することができる治療法”
だからです。※詳しくはこちら
デメリットとしては、とにかくお金がかかります。
年間200万円くらいはかかるかと思います。
しかも自由診療になりますので、健康保険は一切使えません。
なので、自己負担3割ではなく、10割負担になります。
また、入院などで高額になった時に適用される高額療養費もありません。
そして、先進医療ではないので、医療保険の先進医療特約からお金が出ることもありません。
【関連ページ:先進医療ですべてカバーされると思っていませんか?】
※実際に父から年間約200万円かかっていることを聞きました。免疫療法のクリニックの先生からもお話しを聞きましたが、ワクチンを作るのに個人差があるそうで、そこで費用も変わってきます。父は元公務員で退職金があり、この治療を選択できました。
※私は当然このような費用は捻出できないので、自由診療の出るガン保険に入り直しました・・・。
先生も知らないことはある
父は
「そんな治療があるのか!?」
と驚いていました。そして、
「一度、主治医に相談してみる」
と言いました。
私は、主治医が変に反対しなければいいけどなあと思いました。
中には他の治療を受けることを、快く思わない方もいらっしゃると聞いたことがあったからです。
ただ、主治医の先生からは、抗がん剤治療と併用するなら、こちらとしてもカルテなどをお送りするなど協力しますと、おっしゃってくださいました。
ただ、ビックリしたのが、
「こんな治療もあるんですね」
と主治医から言われたことです。
「あっ、病院の先生でも知らないんだ・・・」
思わず言葉に出そうになりました。
それくらい衝撃的な一言でした。
※良い意味で最初の主治医の方は、先生らしくない先生でした。「私も諦めていませんから」とか、素直に知らないという発言をするとか。この先生が最初の主治医で、いろいろ親身になって治療やカルテの協力をしてくれたことで治ったと思います。家族一同本当に感謝しております。
そして、ここからガンステージⅣと戦っていくこととなりました。
〜次回に続きます〜