26日の金曜日、仮想通貨業界に激震が走りました。
コインチェック社から仮想通貨XEMが盗まれてしまった・・・。
この件に関して、あくまで私見のレベルのものを述べたいと思います。
仮想通貨とハッキング
仮想通貨とは日本円のようにお札や硬貨があるわけでなく、あくまでバーチャルの通貨となります。(最近ではビットコインのレプリカが売られており、それを全く知らない人に高く売りつけるなんていう詐欺があるみたいですが・・・)
なので、セキュリティーが弱いとハッカーの標的にされてしまい、仮想通貨は盗まれてしまう可能性があります。
最近でも韓国の取引所でハッキングにより億単位の資産が盗まれており、それが原因で倒産しています。
日本でもマウントゴックス社が2014年2月に問題を起こしており、この事件でビットコインを知った日本人は多いと思います。(この事件は社長の横領と後で発覚)
そして、今回の事件は史上最大の被害額である約580億円分の事件となってしまいました。
コインチェック社とは
コインチェック社は簡単にユーザー登録ができ、スマホアプリも使いやすくて見やすく、株やFXをやったことのない初心者でも気軽にできるのがウリです。仮想通貨の取扱数も日本の取引所では1.2を争うラインナップが揃っています。
最近では出川哲郎さんのCMがよく流れており、ビットフライヤー社とともに世間に仮想通貨(ビットコイン)を認知させていました。
しかし、今回のハッキング被害の結果を見ると、私個人の意見としてはガッカリです。管理が甘すぎます。
実際にネム財団の副代表のJeff氏は、
❝技術的にはコールドウォレット(インターネットから切り離した運用)とマルチシグ(複数の秘密鍵を使う)があれば防げた可能性が高い❞
と述べています。
今後の対応に期待するしかない
出来事は起きてしまった以上、その事実を受け入れるしかありません。
過去を変えることはできません。
今回私が改めて思ったことは、
- リスクは分散させること
- 物事に絶対はない
- 投資資金はあくまで無くなってもいい範囲でやる
資産運用でごく基本的なことですが、これらを改めて感じました。
マウントゴックスにしてもコインチェックでも、仮想通貨そのものに問題があったわけではなく、あくまで取引所の失態によるものです。実際にマウントゴックスの事件があったときよりビットコインは数十倍になっています。
で、あるならばリスク分散のために取引所を複数持つことや、ハードウォレットで保管する必要があるということを改めて感じました。
今回の事件に関しては、ネム財団が追跡をしていくとのことですので、その組織力に期待し、多くの方の資金を守っていただきたいと思います。
そして、コインチェック社が現金補償をすると表明しました。
ただ、今現在まだ取引ができない状況ですので、取引が再開されて初めて一安心できると思います。
最後に、今回はあくまで私見を述べさせていただきました。独断と偏見があるかもしれませんがご承知ください。また、投資はあくまで自己責任でお願いします。
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