先日、マイホーム購入をお考えのお客様と、建設会社に同行してきました。
改めていろいろ勉強になったので、記載していきたいと思います。
熊本地震でも家が倒れなかった「制震」という技術
2016年に熊本県で震度7の地震が発生しました。まだみなさんの記憶に新しいところかと思います。
熊本地震は過去の地震と異なる点が、震度7の地震が2回来たというところです。
地震に備える住宅の耐震は、1回の地震を想定しており、1回目は耐えることができるそうですが、2回大きな地震がやってきたことで倒壊してしまった建物が多かったようです。
しかし、その熊本地震の最大の被害地で建物が倒壊せず、家財道具もほぼ無傷の家あったそうです。その家に付けられていたのが「制震」という技術です。
今後マイホームを購入するお客様にお伝えできる情報かなと思いました。
マイホーム選びは目先の金額で決めない方がいいかも
世の中には多くのハウスメーカーや工務店があります。
坪単価40万円という家もあれば、坪単価80万円という家もあります。
ただ、基本的にローコストの家は「省令準耐火」「耐震等級」といったものはなかったりします。また、断熱が弱かったりして、結局のところ光熱費が高くついてしまったりします。
よくハウスメーカーの営業マンが「今の家賃と同じ支払いで家が買えますよ!」なんて言う営業トークがありますが、うのみにしない方がいいです。
アパートと違って、固定資産税、火災・地震保険などが費用として必要になりますし、寿命で壊れた家のパーツなどを直す修繕費がかかるようになってきます。俗にいうランニングコストです。
間取りや設計で舞い上がらず、現実を考えよう
あと、注意しなければいけないのが、間取りなどを描いてもらうとテンションが上がってしまい、家が欲しくてたまらなくなることです。
そして、概算の金額や百万単位の値引きを提示され、「ここで契約いただければサービスします」と背中を押されます。
しかし、この提示された金額で収まることはまずありません。
絶対と言ってもいいでしょう。
その金額では最低限の設備しかありません。自分の選びたいもの、例えばお風呂、キッチンだけでなく、電気やドアなども様々な仕様があります。
それらを選んでいくと、数百万円単位で金額が上がっていきます。
見積りの段階で、どこまで費用として入っているのか、確認しておいた方がよさそうです。
今回同行した建設会社さんは、標準仕様でどのようなものが入っている、オプションで選ぶとこのくらい金額が上がるということを、契約前にきちんと伝えてくれる建設会社さんでしたので、そのような誠実な対応は好感が持てるなと思いました。