豊川・豊橋で活動するFP前原恵介です
本日は先進医療についてお伝えしたいと思います。
約10年ほど前、医療保険に先進医療特約が付けれるようになりました。
特約金額としては各社だいたい100円で付けれますので、非常に人気のある特約です。
最近では、当たり前のように先進医療を付けた医療保険にみなさん加入しているかと思います。
しかし、、、
『健康保険が効かない治療は先進医療を付けておけば大丈夫ですよ』 という説明を受けて、保険加入してませんか?
確かに先進医療は健康保険の対象外なので、治療した場合は先進医療特約に加入していなければ全額自己負担です。なので、一見すると正しいように聞こえます。
しかし、先進医療とは以下のような説明があります。
「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」として、厚生労働大臣が定める「評価療養」の1つとされています。
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つまり、厚生労働大臣が認定した治療で、認定された医療機関でしか先進医療というものはないということです。
言い換えると、厚生労働大臣が認定していない治療は先進医療特約からは出ないので、健康保険の効かない自由診療を受けたら全額自己負担です!!
今までも保険の見直しでお会いしたお客さんは、このように先進医療について誤った認識を持たれている方が多くいらっしゃいました。
健康保険が効かない治療は先進医療特約から給付金が出るから大丈夫なんて思っていると、とんでもないお金を自己負担で支払うなんてことになるかもしれませんね。(まあ、まず自由診療のクリニックで最初に説明があるかと思いますが・・・)
でも、実際に効果のある治療って自由診療だったりするんですよね。
私の父がガンになった時に自由診療で治ったようなものなので。
次回以降、その治療について触れていきたいと思います。