会社で加入している保険(共済)の見直し時期になりました。

新入社員も入社して、会社関係の共済などが一斉見直しの時期です。

今回は共済の特徴などを書きたいと思います。

共済を見直ししたい方、チャンスは基本的に年に1回だけです。

 

会社の共済の特徴

会社の共済は基本的に掛け捨てです。掛け捨ての保険を会社の社員大勢で一括加入します。だから掛金は安くなります。

ただ、短期間で多くの申込書を捌くため、申込書類は非常に簡略化されております。

以下、民間の保険との違いです。

 

  • 民間の保険で大きな死亡保障に加入するときは、病気をしているかどうか確認するため病院で診査する医務査定がある。しかし、会社共済では一人一人医務査定していたらコストや時間がかかりすぎるため、申込の方法は告知書のみ。手軽ではあるが死亡保障の加入限度額は5000万円がMAXのところが多く、それ以上の保障額が必要な時に他で追加する必要がある。
  • 一人一人の健康告知の内容を確認して、加入できるかできないか判断するのは、時間や手間がかかりすぎるため、告知項目に「はい」があった時点で原則申し込みをすることはできない。
  • 民間保険ではタバコを吸わない方に非喫煙者割引を用意している商品もあるが、会社共済では一人一人にタバコを吸ってないかどうか確認検査をするわけにもいかないので、非喫煙割引はない。
  • 最近、民間の医療保険は複数の特約を用意しているが、特約の数が会社共済は少ない。また、ガン保険はA社のガン保険をほとんどの会社共済で採用しているが、プランが決まっており自分の欲しい内容が入っているかどうかを確認する必要がある。
  • 個人賠償責任保険の限度額が無制限ではなく1億円のところがほとんど。この保険は自動車保険や火災保険に特約で付けていれば二重に加入する必要はない。民間保険では無制限保障がある。

 

 

ザッと特徴を書くとこのようになります。

 

会社共済は安いのか?

会社共済は冒頭にも書いたように安いことは安いです。

その理由として、

 

  • 掛け捨て
  • 基本的に60歳までの保障
  • 会社の社員多数で加入するため団体割がある
  • 告知書でキッチリ加入者を分ける
  • 共済を導入している会社は労働環境に注意している会社がほとんどなので、労働事故死が少ない。
  • 労災事故は保障対象外にしている共済がある
  • 手続き書類を簡素化しているため、経費削減ができている。
  • 原則1年に1回しか見直しができないため、引き受けからすると1年分の収入の見込みが立てれる。

 

このようなことが安さの理由かと思います。

 

会社の共済の活用方法

会社の共済は途中で退職すると無効になります。なのでこのご時世、転職の可能性もありますし、また一生安泰な会社もありません。個人的な意見になりますが、共済だけに頼るのは避けた方が無難です。

 

ただ、共済によっては“ピンポイントでこの保障だけ加入する”といったこともできるので、民間の保険で主な保障は加入して、補助的な役割を共済で加入するのがいいのではと思います。

 

また、どうにも資金がなくて、とりあえず繋ぐという時には、掛け捨てで安いので利用するのもアリでしょう。

 

banner

保険って見直しした方がトクなんですか?

先日保険の見直しをご希望のご夫婦とお話しさせていただきました。

過去にも他の保険外交員から保険の見直しをおススメされていたようですが、よく分からないからとりあえずそのままにしておいたとのことでした。

今回は保険の見直しを行う上で、コツや注意点をお話ししたいと思います。

 

生命保険の見直しのポイント

生命保険は保険がかかっている方が死亡してしまった場合に、受取人に対して保険金を支払うものです。

生命保険の保険料(掛金)は生命表をもとに算出されます。

つまり昨今、ドンドン平均寿命が延びています。

平均寿命が延びれば、そのぶん人は死ななくなります。(理解しやすくするため、あえてストレートな表現をします。)

人が死ななくなるということは、保険会社としては死亡保険金を払う確率が減るということになります。

支払いの確率が減れば、そのぶん顧客から今までよりも保険料をもらわなくてもやっていけるため、保険料は安く設定できます。

このような流れで死亡保険金の保険料が安くなる場合があります。

ただし、これは掛け捨ての保険だけと考えた方が良いでしょう。

 

お宝保険を変えないようにしよう

生命保険には大きく分けて「定期」「養老」「終身」の3つに分類されます。

そのうち、定期保険が掛け捨て、養老保険と終身保険が貯蓄性の保険になります。

(余談ですが、以前よりだいぶ少なくなってきましたが、終身保険と記載されながら中身はほとんど掛け捨ての定期保険が特約で付いているという内容のものに加入している方がホント多かったです・・・。)

純粋な養老保険や終身保険は昔の方がはるかに予定利率が高く、今現在同じ利率のものへ絶対に加入することができません。

なぜなら日本はバブルが弾け、ドンドン予定利率が下がってきたからです。

 

※予定利率とは ❝生命保険会社が契約者から受け取る保険料を運用する際に、あらかじめ目標として設定する利率。通常、保険商品は予定利率から想定される運用利回りを前提に設計される。❞ (大辞林第三版より抜粋)

 

運用が昔よりできなくなれば、保険会社としては予定利率を下げることになります。(世の中の運用状況が悪化すると、金融庁が標準利率を下げるので追従することになります。)

運用の見込みが下がれば、保険会社としてはお客さまから今までより多く保険料をいただかなくてはなりません。

平成元年あたりには予定利率が6%ほどありました。俗に言う「お宝保険」です。

お客様にとっては最高の保険です。ただ、言い換えると保険会社側からすると「スーパーお荷物な保険」です。なぜならこんなに低金利の時代なのに高利率を保障しなければならないからです。

 

「新しくいい保険が出ました~」という言葉に惑わされず、提案書をじっくりと確認してみてください。

 

banner